第7回上級者合宿報告

指導委員会 原 一浩

 緑帯以上が対象となる上級者合宿が2015年11月21日と22日に渡って行われました。
 1日目15人、2日目17人と少な目ではありますが、中身の濃い合宿となりました。 
 2日間、稽古のリードは石川先生、師範は参加者の間を見て回り修正していきます。
 1日目は、準備運動から始まりました。足の先から始まり、徐々に上に行き、頭を経由して最後には手の動きで終わるようにします。   基本稽古は間違いやすい動作や意味の解説をしながら1時間半掛けて行いました。  5分程度の小休止の後、移動稽古です。前屈立ち、後屈立ち、三戦立ち、騎馬立ちと行い、〆は組手立ちの5本蹴り100往復です。5本蹴りだけで20分は掛かります。
 若い道場生はいとも簡単に行っていますが、壮年、老年には少々キツイです。 上段の蹴りが冗談・・・ローキックの蹴りになってしまいます。

 型稽古は色帯と黒帯に分かれて行いました。太極その1から足技太極その3、平安その1からその5、突きの型、安三、最破、撃砕大までは色帯と黒帯が交互に、撃砕小、三戦、十八、征遠鎮、臥竜、観空、五十四歩は黒帯が行いました。  動作の変更点などを確認しながら行い、13時から始まった1日目は18時に終了しました。
 夕飯の支度の間、二階の倉庫にある物を整理し、外の物置などに移動しました。
 会食は、汗のかいた後の五臓六腑に染み渡るように美味しかったです。  
 空手談義に花が咲きましたが、2日目に備え、早々とお開きとなりました・・・たぶん。

2日目は、ミット稽古から始まりました。三戦立ちを使っての突き方、追い突き、追い蹴りなど、構えを意識した中で行いました。 最後は組手ですが、まずはお互いに叩いて、打たれ強くする稽古、相互に叩きます。突きのみ、蹴りのみから1本何かをしたら1本返す、それを増やして行って、組手の形にして行きます。 2日目は9時から12時までの稽古でした。合計では8時間の稽古となりました。

 今回は65歳の児玉先輩も参加し、息を切らしながらも最後まで付いて来ました。
 指導委員会主催の上級者向けの稽古は指導員合宿、上級者合宿と2つがあります。 選手稽古とは違う意味合いを持たせていますので、参加資格がある方は挙って参加して欲しいです。
 社会人の方々は仕事もあるでしょうが、これらの行事は年明け早々に予定が周知されているはずです。  色々とやりくりをして是非とも参加して、自分のスキルを上げてください。 
 特に道場責任者や指導している先輩方は、高橋道場の指導内容をしっかりと理解し、自分よがりの指導にならないようにするためにも必ず参加するようにして下さい。      押忍。



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